2002.08.24 土

●成田へ

 珍しく土曜日出発の旅行なので、2人揃って家から空港へ向かいます。
 今回はアメリカン航空利用です。私は初めて。成田のAAのカウンターはBAなどと一緒になっていて、けっこうな列になっていました。
 チェックインをすまし、そのままセキュリティチェックへ。今日はアクセサリーもつけてないので、金属探知機に反応しないだろうと思っていたのに、なぜか鳴った。担当のおにいさんが私の格好をみて即座に「そのサンダルですね」って、いいました。ヒールの高いサンダルをはいていると、ヒールがゆがまないように鉄の板が入っているのですって。サンダルを脱いでもう一度くぐると、ほんとに鳴らなかった。そんなところに落とし穴があるなんて。

 今回はお昼のフライトなので、なにか食べておいた方がいいかなと思ったけど、どうせすぐに食事になるだろうとラウンジにいって、お茶だけしました。AAのアドミラルクラブは入り口がかなり立派で、中も広く、シャワーも完備されています。とはいえ、成田からのAAのフライト数はそれほど多くないので、ラウンジにいる人もそれほど多くないのでかなり快適です。
 ラウンジから外に見える飛行機を眺めながら、搭乗時間まで過ごしました。

●機内

 AAのボーティングパスにはあらかじめ搭乗する順番にグループ分けされており、その順にアナウンスされます。この方法だとアッパークラスの搭乗の後、エコノミーの客が殺到するということもなく、ゲート付近は常に余裕があることになります。

 今回は10ABの席。ビジネス席の2列目なのだけど、AAは3クラス制なので前方にはファーストの席があります。ウェルカムドリンクをいただきながら、ブランケットに包まっていると眠くなってきてしまいました。離陸の前からうとうとしていました。すると、飛行機がゲートをいったん離れたのに、またゲートに戻ってきてしまいました。アナウンスでは書類の受け渡しをするので、2、3分ですみますといっていたのに、なんだかどたばたし始めました。さらに、アナウンスで機器の不具合でこれから修理するとのこと。しかも、どのくらい時間がかかるかわからないといいます(-_-;
 FAたちがドリンクサービスを始めたので、これはけっこう時間がかかるに違いない。出発前のプラスチックのものでなく、グラスに希望した飲み物を入れてくれ、ローストしたナッツ類も配られました。すでにかなりおながすいていた私はとても嬉しかった。
 結局2時間半の遅れで出発することになりました。となると、ダラスでカンクン行きのフライトに乗り継ぎする時間が1時間半しかないので、間に合わない可能性が大きい。機内アナウンスでは、乗り継ぎの人は間に合わないこともあるので、到着後係員の誘導に従ってくださいといっていた。。。がーん。

 飛行機が飛び立ち、ダラスの到着時間をみると、なんと11:30とのこと。これは乗り継ぎ便の出発時間じゃないの。まあ、成田出発時にディレイしていたら、次の便に振り替えてくれるだろうけど、次が満席だったらどうなるのかな?なので、フライトスケジュールでダラスからカンクン行きの時間を調べてみる。土曜日だから、1便増発されていて、自分が乗る予定の便の1時間半後に便があることを確認できました。とにかくその便に乗れることを祈るしかない。

 飛行機が飛び立つ前にドリンクサービスをしたからか、いきなり食事のサーブ。あまりの早さにびっくり。でも、おなかすいていたので、ちょうどよかった。食事は洋食の海老のグリルを頼みました。メニューがけっこう凝っているのだけど、味は?なものもありました。
 機内の映画はいろいろとあり、なぜか日テレまでみられます(モニターが固くてなかなか出てきてくれなかった)。また、飛行機のうるささを相殺してくれるヘッドフォンも貸し出してくれます。私はそれを使うと気持ち悪くなってしまうので、普通のヘッドフォンを使いました。そのほか、AAのビジネス席はすべてに電源があり、パソコンもバッテリーを気にせず使うことができます。
 私は映画を1つみて、その後は爆睡。スナックのサービスに来たのにも、気がつきませんでした。masaoはそばを食べたらしい。私も小腹がすいてきたので、ギャレーにいって飲み物となにか食べるものがあるか聞くと、そばが1つだけ残っていたので、それをもらいました。その後また爆睡。でも、あまりフットレストがあがらないので、どうしても足が疲れてきてしまいます。
 着陸直前の朝食はオムレツを食べました。

●ダラス

 結局1時間半遅れで到着。アメリカで国際線同士の乗り継ぎは初めてだったのですが、どうして乗り継ぎなのにアメリカに入国する必要があるのか理解しがたい。結局、機内のアナウンスで乗り継ぎする人は案内の指示にしたがって。。。っていっていたのにも関わらず、案内なんて誰もいない。機内で次の便を調べておいてよかった。AAの日本人FAはまったくもって役にたたなかったし(-_-;
 入国審査の書類に滞在先を書く欄があったけど、メキシコに行くのにどう書くのかわからなくて空白にしておいたら、そこにはメキシコと書けばよかったみたい。
 入国後バゲージクレームで荷物をピックアップし、税関へ。その後、再度荷物を預け直す。さらに、今度はゲートに向かうためにセキュリティチェック。国際線のターミナルなので、チェックが少し厳しい。サンダルのおかげでまた再チェックになってしまった私。次に飛行機に乗るときはこのサンダルはやめよう。

 フライト情報が表示されているディスプレイで次のカンクン行きのゲートを探し、ゲートまで移動。ダラスの空港はけっこう広く、同じターミナルに到着したのにかなり離れていて疲れた。
 ゲートで乗り継ぎできなかったよと、成田でもらったボーディングパスを渡すと、なにもいわれずその便のボーディングパスがでてきた。ちゃんと振り返られていてよかった〜。ほ。
 このあとすぐに搭乗が開始されました。そういえば、乗り継ぎに気を取られてATMでキャッシングできなかった。このおかげで後でびくびくしながらお金を使うことになるとは。

●機内

cun 国内線で使うような機材でした。それから、日本人FAがいて驚いた。カンクンに行く人が多いのだろうか?
 このフライトでの機内食はパスタサラダでした。サーモンがなかなかおいしかった。ちなみにエコノミーは飲み物だけのサービスでした。それにしても、AAはクラスごとにしきりになっているカーテンを全然閉めない。なぜかしら??

 ダラスからカンクンまでは2時間半くらいのフライト時間なので、あっという間につきました。窓から外を眺めていると、うっそうとしたジャングルや湿地帯が見えてきました。メキシコというとサボテンという乏しい想像しかしていなかった私はちょっと意外に感じました。
 飛行機から降りるとき、サービスをしてくれたアメリカ人のFAが「まいどおおきに」っていってきたので笑ってしまった。どうやら、日本人FAが教えたらしい。

●カンクン

 やっとカンクンに着いた〜。到着したターミナルがあまりにぼろぼろでびっくり。これから搭乗する人と到着した人の境もほとんどないに等しいロープだけ(笑)
 入国審査場に来ると今度はディズニーランドのようにウェイティングの列が作れるようにロープが延々と張ってあるのだけど、誰も並んでない(笑)みんな笑いながらロープをくぐっていってしまいました。
 入国審査ではなにも聞かれず、スタンプを事務的に押されるだけ。こんなのでいいのかな?

 バゲージクレームもちょーぼろい。あちこち床がはげたり、天井なんて板がなく配管が剥き出し。もちろんおしゃれじゃありません。この空間だけを見ていると、なんかやばいところに来ちゃった?感じてしまいます。そのくらいあたりはぼろぼろ。直さないのかな?

 荷物が出てくるのに時間がかかりそうだったので、masaoはATMがありそうかとか、ホテルまでの足がどうなっているか見に行ったら、隣の席に座っていたアメリカ人のおばさんが、「彼は何を探しにいったの?」と聞いてきたので、「ATMとトランスポートだよ」と答えると、「ATMは外に出ればあるかもしれない。トランスポートはタクシーとシャトルバンがあるけど、タクシーは高いわよ」と教えてくれた。
 やっと預けた荷物がでてきたので、とりあえずホテルまでの足を確保することに。タクシーだと$40、シャトルバンだと$18で、現金払いのみ。ひえ〜。今回日本で両替する時間がなくて、しかもダラスでも時間がなかったから手元に$60しかない。両替所もアメリカドルからペソにしか替えられないっていうし。という状況なのでもちろんシャトルバンで移動することにしました(^^;
 よく考えたら、ここはチップも必要だから早く現金を手に入れないとまずい〜!

 シャトルのチケットを買って、今度は税関を通過。書類を係員に渡すとボタンを押すようにいわれる。ボタンを押して青なら通過、赤なら文句なしに荷物を調べられてしまうシステム。どきどきするけど、ガイドに早く押さないと赤になる可能性が高いようなことが書かれていたので、すばやく押したら青だった。よかった〜。

 税関をぬけると、いろいろとガイドやクーポンの入った袋を手渡されました。それから、さらに進むと廊下沿いにたくさんのシャトルバス受付、旅行会社、レンタカー会社のカウンターが並んでいました。中よりも外の方が安かったのかしら?
 やっと、外に出られたと思ったら、今度はたくさんのお迎えの人。ほとんどがツアーの迎えで、ハワイのようでした。案内をしている人が私たちを見たとたん、日本人だとわかり、どのツアーかと聞いてきたけど、シャトルバンの紙を見せるとスーツケースを持って案内してくれました。もちろんチップが必要。
 このシャトルバンは人数が集まるまで出発しません。なので、のんびり待ちます。満員になったら出発。私たちのホテルは空港からいちばん近いので、すぐに着きました。15分くらい。

●ホテル

cun 今回のホテルはウェスティン・レジーナ・カンクン。エントランスはたくさんの小さな噴水があり、水で風が冷やされてとても気持ちいいです。
 荷物をベルに預けていると、女性スタッフが声をかけてきた。名前を告げると、「お待ちしていました。プラチナメンバー様ですね。こちらへどうぞ」とSPGメンバー用のカウンターへ案内してくれました。なんだかすごい対応だなあ。
 チェックインの手続きをし、プラチナアメニティからギフトを1つ選びました。部屋のリクエストとして、オーシャンフロントで1キングベッド、禁煙と希望していたのですが、クラブフロアの静かな部屋にしてくれました。

 クラブフロアは最上階で、このフロアにある部屋にだけバルコニーがあります。バルコニーが出っ張っている分、下が見えないので、ほんとに部屋から見えるのは海だけ。贅沢な眺めです。リゾートに来た気分が満喫できます。
 部屋の天井も高く、エアコンもがんがん効いているので、暑さは全然感じません。

 このあとちょっとだけ昼寝するつもりで、ベッドに横になったらそのまま次の日まで目が覚めませんでした(笑)

●今日の食事

機内食
洋食
寿司
サラダ:ドレッシングが選べます
パン
メイン:
フィレミニョン 牛テンダーロインをオニオンデミグラスソースで仕上げ
野菜のロースト、タイム風味のポテト添え
or
鶏肉のグリル 鶏肉のグリルをデミグラスソースで仕上げ
チャイブをちらしたマッシュポテト フレッシュトマト、ベーコン添え
or
海老のグリル 海老のグリルにクレオール風クスクス
ズッキーニ、黄色と赤のピーマンのソテー 葱とりんごのクーリー添え
デザート:
果物
チョコレートラズベリーケーキ

ワンプレート
海老のサラダ
海老の冷製を新鮮な野菜の上にのせ、温かい紫玉ねぎのヴィネグレット添え
特製デザート

和食
前菜 お寿司3種盛り
小鉢 蒸し鶏と春雨サラダ グリーンカール、トレビス、黄色と赤のプチトマト パルメザンチーズ、ごまドレッシング
八寸 ぶり小袖焼、鶏たたきの八幡巻き 菊かぶら、イクラ、アスパラだし汁巻き しめじ利休和え
煮物 蟹爪薩摩揚げ、金平蓮根 こんにゃく田舎煮、野菜信田揚げ、蕗青煮
台の物 鮭けんちん巻き 昆布巻き 焼鱈子、みぞれ
みそ汁 ご飯 香の物
夜食 機内食
チキンセロリのサラダをフランスパンにのせて
季節の果物
そば
機内食
果物

チーズオムレツ カナディアンベーコン・ポテト
or
シリアル クロワッサン、シナモンロール、フレンチロール
機内食
チキンパスタサラダorサーモンパスタサラダ
なし

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