●朝

●買い物

●移動

　今日はこれからエアポートホテルへ移動です。ホテルを4時ごろチェックアウトして、タクシーでエアポートホテルへ。天気も悪いし、荷物も多いので、エアポートバスなんて絶対無理。
　通常空港へ行くときはポルト･マイヨから高速に乗るのだけど、今日はフランスとアルジェリアの試合があってその周辺が混んでいるから少し遠回りしていくということです。でも、ホテルまでは300FFくらいで到着。

●ホテル

　エアポートホテルはシャルルドゴール空港第2ターミナルに隣接しています。空港ターミナルができてからできたので、けっこう新しいです。
　チェックインすると、プラチナメンバーなのでクラブフロアにアップグレードしてくれて、朝食もついているとのこと。荷物はベルに任せて、部屋に行くと4階だけど最上階の滑走路が正面に見える部屋でした。ばんばん飛行機が飛び立っているけど、全然うるさくない。
　部屋の作りもなかなか機能的でよかったです。ベッドは広いし、シャワーブースもあるし〜。やっぱ、新しいホテルのほうが好きかも。

　今晩は、8:45からサンドニでフランスvsアルジェリアの試合を見るので、それまで部屋でゆっくりすることにしました。今日は確かワールドカップ欧州予選最終節をやっていたはず。テレビをつけると、ドイツvsフィンランドをやっていました。相変わらずカーンは怖い顔してるわ（笑）
　他会場の試合の途中経過も随時入ってきて、ドイツと同じグループのイングランドの行方が気になります。ドイツがイングランドよりも少し早く試合が終わり、引き分けました。この時点でイングランドは負けています。なにー！ベッカムがんばれーと思っていると、なんとイングランドは引き分けてワールドカップ出場をつかんでいました。後半ロスタイムにベッカムが同点FKでゴールに叩き込み、とにかく劇的な展開！その後のニュースはベッカムの同点フリーキックとインタビューばかり。いやー、やっぱりベッカム素敵！うふふ。明日の新聞が楽しみだわ。

●親善試合観戦へ

　ここからサンドニまではRERで1本でいけます。ホテルから出るとすぐ下が乗り場なのですごく便利。切符売り場で往復の切符を購入し、ホームに行きました。駅はとてもきれいなのに、電車はあまりきれいでないです。確かワールドカップのときもここの路線に乗ったはずなんだけど、いまいち記憶が定かでないです。
　快速電車で20分くらいで到着。駅に着くと、やっぱり以前来たときに降りた駅でした。ここからスタジアムまでは通りが1本で屋台が出ていたりします。

・サンドニ
　サンドニのスタジアムは、フランス・ワールドカップのために建設されたスタジアムで、1995年から建設が開始され、1998年1月28日に完成しました。全面積6haの敷地内に建つ、最大収容人員105,000人（サッカーの場合は80,000人）で、最新鋭の設備を誇ります。

　スタジアムに入るのに厳重なチェックを行うのでけっこう早めに来たけど、そんなに時間はかかりませんでした。でも、チェックは厳重。体中を金属探知機でチェックされ、バッグの中も丁寧に見られます。どうやら、日本代表が来たときに空港で爆弾騒ぎなどがあったようで、さらに厳重になったようです。
　今回はフランスのホームなのでてっきりフランス人ばかりかと思っていたら、アルジェリアのサポーターばかり。フランスはアルジェリアの移民がこんなに多いなんて知りませんでした。まるでアルジェリアのホーム。まあ、ジダンがアルジェリア移民の2世なのは知っているけど、こんなにすごいなんて〜。うかつにフランスを応援できないな。
　フランスとアルジェリアの対戦は、1962年にアルジェリアがフランスから独立してから初めてのことで、フランスにはアルジェリア人のコミュニティも数多く存在します。

　席はメインスタンドのけっこう前のほう。しかも中央よりなのですごくよく見える〜。お隣はフランス在住のアルジェリア出身の親子。「ボンソワ」と挨拶。こういうふれあいが海外ではあるので楽しい。それにしても、周りはアルジェリアのファンばっかりでこわいわ〜。
　でも、パリサンジェルマンのショップで買った、空気を入れるクッションを出していたら、「それはいい！」といってくれたりしてよかったです。
　フードコートでサンドイッチを買って、腹ごしらえです。

・フランスvsアルジェリア
　試合がはじまる前からアルジェリアのファンがピッチに下りて走り回っていました。いやな予感〜。
　フランス代表とアルジェリア代表が握手をしたり、子供がキックオフをしたり、イベント的な催しがありました。
　試合が始まると、とにかくアルジェリアの応援がすごく、フランスの応援はまったく聞こえません。masaoが「そのうちおとなしくなるよ」といっていたのですが、点を取られていくに従い、どんどん勢いはなくなっていきました。隣のアルジェリア出身の男の子もしょぼんとしてしまった。
　フランスはカンデラ、プティ、アンリのゴールで前半だけで３点を奪いました。プティすてきぃ。トッティよりもすてきだわ。ジダンのすごさも目の前で生で見ると（ワールドカップのときも見たけど退場した(^^;）、とにかくほんとすごい迫力！
　前半終了間際にアルジェリアに１点を返されてしまいました。

　後半になると、ジダンが交代してしまいました。お隣の親子は売店に行っていたようで、後半が始まってから戻ってきて、フランス語でなにやら「ジズーが交代してジョルカエフになっちゃった」といっていたので、うんうんそうなんだよ、ってうなずくと、ちょーショックだったようで、その後はずっとうつむいていました。私ももっとジダンがみたかったさ〜。
　後半でもピレスが追加点を挙げて試合のペースはフランスが握っていました。
　そのうちあまりの点差に嫌気がさしてきたのか、スタンドからばんばん物が投げ入れられるようになりました。
　アルジェリアの国旗を振った少数のファンが、次第にスタジアムに乱入し始めました。彼らはすぐにガードマンに取り押さえられましたが、それを見ていた他のファンが次々とピッチになだれ込み、収拾のつかない事態になってしまいました。
　結局この親善試合は、4対1とフランスのリードで迎えた後半33分、数百人のファンが乱入して中断となり、そのまま試合は放棄されました。
　メインスタンドのお客はこれでは試合再開は望めないのと、夜も遅いのと治安が悪くなるのを恐れてどんどんとゲートに向かっていきました。お隣の親子も残念だという顔をして去っていきました。
　仕方ないので私たちも帰ることにしました。せっかくいい席を買ったのになあ。スタジアムの外に出ると、男性のすごい怒った声でアナウンスが聞こえてきました。聞き取れたのは「アルジェリア」という言葉だけ。でも、きっとこんなことになって残念だ。試合の再開はないと言っていたのだと思う（周りの人の行動を観察）。
　あとで、その声の主がフランスサッカー協会の会長だったことを知りました。ちなみに、選手は早々にロッカールームに引き上げていて、無事でした。

　スタジアムの最寄駅ですが、方向によって改札が違います。空港行きは手前の改札から入れます。手前にいた係員に一応空港行きか確認するとそうだというので、先に進むと改札が開け放してあり、切符がなくても入れるようになっていました。
　ホームで電車を待っていると、駅の外はすごい人でごったがえしています。少し入場制限をしているようです。
　空港行きとほかの方面行きの電車があり、空港行きのほうがそれほど混んでいません。でも、このうちどのくらいの人が空港まで行くのだろう？？？
　空港の手前の駅でかなりの人が降りましたが、私たちの乗っていた車両にはほかにも空港まで行く人がけっこういました。あー、よかった。すでに11時を過ぎているのでかなり不安でした。空港の駅に着き、ほかの皆さんは切符を持っていないから自動改札を飛び越えていってしまいました。

　ホテルはエスカレーターを上るとすぐなので、便利。小腹がすいたので、ルームサービスでフルーツの盛り合わせを頼みました。食べながらテレビをチェック。昼間のワールドカップ最終予選のベッカムがまたたくさん流れていました。あとはフランスの試合のこともいっていました。あー、最後までみたかったなあ。
　明日はDLPへ行く予定です。楽しみだなあ。

●今日の食事