●朝
時差ぼけのせいで2人して朝の6時前に起きてしまいました。まだ真っ暗。
シャワーをあびたり、荷物をといたりしていると、だんだん明るくなってきました。7時を過ぎるまで明るくなってこないようです。
明日はレンタカーを借りてスイスのアウトレットまで行きたいなと思っているので、コンシェルジュにレンタカーの手配をお願いしました。だいたいの値段を聞いて、1日だけ借りる希望を伝えると予約しておくということなので、お願いしました。やっぱ、ホテルから手配するとホテルに車を持ってきてくれるから便利です。
●観光
9時ごろになって、まずはDUOMOドゥオモへ行ってそのままサッカー観戦に行こうと思い、ホテルを出発しました。ホテルのすぐそばに地下鉄の駅があるので、歩いていきました。なんだか空がどんよりしていて雨が降ってきそう。
駅に着いたはいいけど、ぜーんぜん人がいなくてこわい〜。しかも切符の買い方がさっぱりわからない。確か市内は料金が均一だったような気がするけど、エリアを選ぶものと行き先の駅名を入力するものがあり、ドゥオモのDを入力しても該当する駅が出てこない。しかもよくみると細かい札しか使えないようなので、とりあえず細かい札に両替してもらおうと係員のいるところに行くと、両替はしてくれないらしい。結局、どうやって買うのかもわからず、ホテルに戻ってタクシーで行くことにしました。
ホテルに歩いて戻っていると雨が降ってきました。うわー。旅先で雨に降られることってそんなにないんだけどな。ホテルで大きな札をくずしてもらって、タクシーでドゥオモへ。タクシーで行くとけっこう料金がかかりました。
・Duomo
ドゥオモにつくと、雨はさらに降ってきました。だんだん寒くなってきた。これからサッカーなのにどーしよ。
まずはドゥオモの中に入ってみました。日曜日の午前中ということでミサの最中。その割にはおそろしい人数の観光客がなだれこんできます。天気がよくないので、ステンドグラスもそれほどきれいにみえないのが残念。でもとても素敵でした。
・Galleria Vittorio Emanuele II
雨がなかなかやみそうもないので、ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のアーケードをぶらぶら歩きました。
おなかもすいてきたので、このアーケードの中にあるカフェで食事をすることにしました。どこも観光客がいっぱい。アーケードの端のほうに日本語で「手作りパスタ」と書いてあるBARがあり、そこに入ってみることに。お店のおじさんはとっても陽気でいい感じ。
ストロベリージュースとトマトソースのパスタを注文。パスタはアルデンテじゃない(^^; 観光地ではおいしいパスタは食べられないのだろうか。。しかも、このお店は現金のみ。けっこうぎりぎりしか両替してないので、やばい。
●サンシーロへ
セリエA、インテルvsボローニャの試合を見に行きます。ほんとはACミランがみたかったなあ。昨日トリノでやっていたユベントスとAsローマの試合もすごくひかれたけど、行けそうもなかったし。うー残念だ。
*セリエAの試合開始時間が決まるのは、たいてい1週間前。試合開催日は土曜日の15:00が基本なのだけど、金曜日ナイトゲーム、土曜日ナイトゲームが各1試合ずつ開催されます。
気を取り直して、試合開始までかなり時間があるけど、チケットを持っていないので、早めに行くことにしました。雨もやんで、少しずつ空も雲が晴れてきました。ふふふ、私の晴れ女パワーのおかげか。
サンシーロまでは路面電車であるトラムで行こうと思っているんだけど、乗り場も切符もどこに売っているのかさっぱりわからない。確か、事前に調べた情報では、そこらへんのたばこやなどで買えるということだったので、聞いてみると買えました。どこまでいっても1枚1,500リラ。2人分の往復で4枚購入。それから、サッカースタジアムのトイレはぼろいって書いてあったので、ドゥオモの広場そばにあるバーガーキングでトイレを借りました。ここには無料でインターネットができるパソコンも4台おいてあります。日本語フォントも表示されます。
トラムの乗り場を探すとすぐに見つかりました。でも、始発ではないので、方向の確認。あぶない、あぶない、逆方向でした。石畳の道を渡り、反対側の停留所へ。行き先の名前を確認します。表示板に何番のバスがあと何分でくるか出ています。けっこうわかりやすいかも。しかも、インテルのサポーターらしき人がたくさんいる。心強いわ。
いざトラムに乗り込んで、切符に時刻を打刻。でも、私たち以外誰もしてない。ただ乗り??
トラムは落書きがすごくて、外もよく見えないぞ。いったいどーなってるんだ。それに、停留所で止まってもらいたいときはブザーを押すのだけど、停留所の名前はアナウンスなし。これは知っているところでないとまったくもって乗りこなすことはできなそう。
サンシーロはこの路線の終点だし、スタジアムが見えたら降りればいいので、その点は安心。日本で買っておいたミラノの地図にトラムの路線図もあったのでかなり使えました。
トラムには30分ほど乗るのですが、インテルのサポーターらしき人たちは途中で降りていってしまいました。試合には行かないのかな?ちょっと不安になりながらもひたすら乗っていくと右手にみえてきました。すっごい大きなスタジアムです!
・ジュゼッペ・メアッツア
ミラノのスタジアムは通称サンシーロなのだけど、正式名称はジュゼッペ・メアッツアで、セリエAのインテル/ACミランのホームスタジアムです。
近くでは首が痛くなるほど見上げないと上までみえない。4隅の柱は通路がぐるぐると取り囲んでいて、まるで立体駐車場のよう。しばし、スタジアムのすごさに感動してから、チケット売り場へ。
チケット売り場に近づいていくと、来るわ来るわ恐ろしい数のダフ屋。そういえば、事前に読んだ海外サッカー観戦の本に、とにかくミラノのダフ屋はしつこいのでめげないようにって書いてあったなあ。ほんとしつこい。しかも、「ナカタ、ナカタ」ってうるさい。今日の試合ではいないじゃないよ〜。
なんとか押しのけて、チケット窓口へ。大人2枚でメインスタンドか、バックスタンドの前のほうのチケットが欲しいよ〜っていうと、なぜかmasaoは12万リラ、私は78000リラっていう。子供じゃないよ〜っていっても、割引料金は私のチケットだという。英語が通じないので、筆談してとにかくこのあたりのチケットちょーだいっていって、買いました。席は連番なのに、私のほうは安い。これは子供料金なのか、女性割引なのか、2枚目だから安いのか、さっぱりわからずじまい。なんで?? でも安くなったからいいか。
チケットを無事に手に入れたので、自分たちの入るゲートがどこなのか確認することにしました。チケット売り場のおにいさんの言うとおりに行くと、なんと遠回りのほうでスタジアムを2/3周ほどしてしまいました。とても大きくてほんと1周するのも大変。まだ時間が早いので、スタジアムに入れないのだけど、中にミュージアムがあり、そこには入ることができるのです。でも、このミュージアムのチケットがどこで聞いても手に入れられなくて断念。なんで聞く人みんな違うことをいうのだろう。
疲れたので、パニーニを買って食べました。その場で温めてくれるのでとてもおいしいな。日本で同じように作っても、同じ味にはならないんだろうなあ。
そのうち、ゲートが開いたので入場。ここでチケットの半券をちぎられます。持ち物のチェックがあり、ペットボトルはふたをとられます。
で、スタジアムにはてっきりゲートのそばにある階段から入れると思っていたら、このチケットはここじゃないといわれ、またスタジアムをぐるぐる。結局反対側の階段でした。ここでも係員がいて、チケットの反対側の細いところをちぎられました。
階段を上ってスタジアムの中に行くと、これまた大きい!ものすごい席がたくさんあって、圧倒されます。屋根もかなりせり出していて屋根を支える重しになっている鉄骨もすごい大きさ。
係員のおじさんにチケットをみせて自分たちの席を聞いてみると、このブロックのいちばん前とのこと。いちばん前だと前の人が気にならなくてよくみえる。早く試合が始まらないかな。
・セリエA第5節 インテルvsボローニャ
インテルは首位争いをしているので、この試合はけっこう気合が入っています。試合の途中でもオーロラヴィジョンに他会場の途中経過がばんばん流れてくるので、サポーターも気合がすごい。ACミランが負けていると歓声があがります。これって、浦和と大宮みたいだなあ。
アウェイのボローニャも気合を入れているのか恐ろしい数の発煙筒を点火していました。すごすぎる!
試合は、1-0でインテルが勝ち、首位に立ちました。前半24分に、ゴール前で得たFKからゲオルガトスが決めた1点を守り切りました。これでインテルは4勝目(1分け)となり、唯一無敗を守っています。観客数は70000人だったそうです。
インテルのスター選手といえば、怪我で長期離脱していたロナウドの復帰を楽しみにしてたのだけど、前週の試合で別の箇所に怪我をしてしまい、欠場。イタリア代表のビエリも未だ怪我から回復せず。ウルグアイ代表MFレコバは偽造パスポート疑惑で長期出場停止。彼ら、ビッグ・プレーヤーが見られなかったのがとても残念。
試合終了後はダッシュでトラム乗り場へ行き、トラムでのんびり帰って来ました。トラム乗り場にはかなりの数のトラムが待機していて、どんどん乗り込めるようになっていました。なのに切符を売っている人はいないのです。けっこうアバウトなのね。私たちは来るときにチケットを買っていたので、それに時刻を打刻しておきました。
●買い物
スタジアムから戻ってきて、ドゥオモに登ろうと思ったら、すでに時間がすぎていて終了。残念。
なので、ドゥオモのすぐ向かいにある、LA Rinascenteというデパートへ買い物に行きました。ここはファッション小物がけっこう充実していて、しかもかなりリーズナブル。おそろいの手袋、マフラー、帽子などがあり、色もあまりにもたくさんあって、目移りしていまいました。最近凝っている茶系のニットものを購入。そのほか革の手袋もすごい品揃えで選びきれません。驚いたのがすごく細かく手袋のサイズがあるということ。これなら、ぴったりのサイズのものが探せます。
今日はもうあまり時間がないので、またあとで見に来ることにしました。
●夕食
ホテルの周りになにもなかったので、ドゥオモ周辺で食べて帰ることにしました。アーケードの中にある、BIFFI DUOMOに入りました。ここでは、ミラノ風リゾット、サーモンのグリルを頼みました。masaoは、スープ、サーモンのパスタ、サーロインステーキを頼みました。注文してるとき、店員さんがパスタまでいったら、そのまま奥にいってしまいそうになりました。日本人はパスタをメインにしてしまう人が多いからかな。メインも食べるんだ?って感じの態度を取られました。
ここは味はまあまあおいしかったです。量はとても多く、またちゃんとこちらの食事ペースをみながら料理を運んできてくれます。
会計のときにサービス料が入っていたか確認するのを忘れてチップを含めたら、さっきまで憮然としていた店員の愛想がいきなりよくなってびっくり。帰るときはお見送りまでしてくれました。
ホテルまでは地下鉄で戻りました。朝は切符の買い方がさっぱりわからなかったのだけど、ドゥオモの駅には1500リラ均一の券売機がありました。なんでホテルのそばの駅にはこれがないんだろ〜。
日曜日だからか電車もすごくすいていてちょっと怖い感じ。でも、特に身の危険を感じることはありませんでした。スリみたいな人もいなかったです。
ホテルに戻ると、すぐに眠くなって寝てしまいました。
●今日の食事
朝 |
なし |
昼 |
BAR GALLERIA
ストロベリーフルーツジュース、トマトソースのパスタ |
軽食 |
パニーニ |
夜 |
BIFFI DUOMO
ミラノ風リゾット、サーモンのグリル、スープ、サーモンのパスタ、サーロインステーキ |
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