2002.06.22 土

●朝

sel かなり早い時間から外で拡声器を使ってなにか誘導しているような声が聞こえてきたので、なにが起こったのかと思って外をみてみると、すでに赤いユニを着た韓国人サポーターがぞくぞくと市庁前に集まってきているところでした。まだ朝の6時なのに〜。すごすぎる。

 光州へのフライトはお昼の便なので、ゆっくりしようと思っていましたが、外がやかましく寝ていられないのでラウンジへ行って朝食をとることにしました。

●光州へ

 国内線で光州まで移動します。なので、久々に金鋪空港の利用です。仁川に比べるとタクシーで移動してもすごく安く感じるようになってしまいました。仁川がもうちょっと近かったらなあ。
 空港内ではあちこちでサッカー関連のイベントを催しており、フェイスペインティングも無料でやってくれます。そのほか、サッカーボールを蹴って的にあてるとプレゼントをもらえるなど、みんなすごく盛り上がっています。

 光州までは1時間ほどのフライトです。光州もなかなか大きな都市のようですが、小さい空港でまわりは田園風景。
 同じフライトの人がほとんどみんなスタジアムへ向かうようで、無料のシャトルバスの列がかなり長くなっています。送迎のバスを待っている間、とにかく暑くて、こんな暑い中試合をする選手はもっと暑く感じるんだろうなあとちょっと心配になりました。
 15分ほど待つとバスが来ました。空港からスタジアムまでは20分くらいでした。けっこう近いです。でも、バスから下ろされた場所はスタジアムからちょっと離れていて、15分ほど歩きました。しかもいまいち入り口がわからず、右往左往。日本のようにチケットの色でゲートが区切られているわけではなく、とりあえず入れるところから入って大丈夫のようでした。

●スタジアム

sel ゲートには韓国人用と外国人用にレーンが分かれていて、外国人用のところにいた人は英語や日本語が話せる人がいました。ペットボトルはその場でカップへ移されて、ふたをつけてストローまでさしてくれました。このあたり日本よりもいいかも。

 スタジアム内の案内にしたがって、自分の席を探します。チケットの半券をちぎられて中に入ると、そこも日本と違い、自由に行き来ができます。今回の席はカテゴリ2だったので、席はバックスタンドです。そこそこ高い位置の席なので、直射日光はあたらなかったのですが、とにかく暑い。

 ぼーっとピッチを眺めていると、カメラマンがスタンバイしているのに、いきなり芝に水が撒かれはじめました。いままで試合前に水をまくスタジアムなんて見たことないのでびっくり。こんな直前に撒いたら湿度が上がってばてるんじゃないの?

●FIFAワールドカップ準々決勝 スペインvs韓国

 スタジアムは真っ赤に染まっているけど、私たちのまわりは海外販売分の席のせいか、日本人やスペイン人、イタリア人などがいて、コールしている人もほとんどいませんでした。
 試合は、延長にもつれこんで120分間戦いましたが、0-0のまま決着がつかず、PK戦に突入しました。韓国はゴールキーパーがスペインの4人目のキッカーのPKを止めて、スペインが負けてしまいました。
 延長に突入して、スペインのゴールデンゴールが絶対決まったように見えたのに、ノーゴールになり認められなかったのが、残念。その瞬間、前に座っていたスペイン人と一緒に立ち上がって抗議してしまいました。

 以下は、スタメンです。

■スペイン代表(4-5-1)
sel1 イケル・カシージャス
5 カルレス・プジョル
6 フェルナンド・イエロ
20 ミゲル・アンヘル・ナダル
15 ロメロ
22 ホアキン
8 ルーベン・バラハ
4 イバン・エルゲラ
11 ハビ・デペドロ
17 フアン・カルロス・バレロン
9 フェルナンド・モリエンテス

■韓国代表(4-4-2)
sel1 イ・ウンジェ
22 ソン・ジョングク
4 チェ・ジンチョル
20 ホン・ミョンボ
7 キム・テヨン
21 パク・チソン
6 ユ・サンチョル
5 キム・ナミル
10 イ・ヨンピョ
19 アン・ジョンファン
9 ソル・ギヒョン

 試合が終わった瞬間、スタジアムを出たのですが、興奮した韓国人がめちゃくちゃに走り出したり、そばに住んでいる人がスタジアムになだれ込んできたり、かなり怖かったです。

●空港へ

 来たときからそうだったけど、外に誘導の人がいなくて、どこになにがあるのかさっぱりわかりません。タクシーで空港に向かいたかったんだけど、スタジアムの近くに止まっているタクシーはすでに予約されているようで、全然だめ。
 しょうがないので、警官に「空港へ行きたい」っていうと、「この信号の先に止まっているバスに乗ればいい」というようなことをいっていたのだけど、ついてきてというジェスチャーで、私たちをバスの停車している場所まで連れて行ってくれました。けっこう遠くまで歩いていったのですが、途中でちゃんと私たちがあとをついてきているか気にして振り向いてくれたりして、とても親切にしてもらいました。

 無事に空港行きのバスに乗り、あとは飛行機に乗るだけ。でも、予約している便までは1時間以上もあるし、直前の便はあと15分で出発。どうしようかと思ったけど、前の便に空きがあるか聞いたら、あるというのでその便に乗ることにしました。よかった〜、1時間も空港で待つことにならなくて。

●ソウル

 ソウルに戻ってきて、タクシーでホテルへ向かいました。市街へ近づくにつれて暴徒のようにサポーターがはしゃいでいます。どの車も箱乗り状態で、けっこう危ない。市庁前はまだ封鎖されたままで、ものすごい量のごみを片付けている最中でした。なので、ロータリーのそばで止めてもらい、歩いてホテルまで戻りました。そういえば、途中で花火がたくさんあがっていました。たぶん勝利のためにあげられたものでしょう。

●夕食

 ホテルの部屋に荷物を置いて、チュムルロッへ出かけました。お店に近づいていくと、社長の奥さんが外にいて私たちの姿を見ると、お店の中にいる金さんを呼んでいました。さすがに今日はサッカーのせいでお客が少ないようです。
 金さんにサッカー見にきたの?って聞かれたので、光州まで行って来たのというと、あまりにも早くソウルに戻ってきたから驚いていました。確かに、飛行機で1時間といっても、乗るまでに時間もかかるし、延長にもなっていたので、自分でもこんなに早く戻ってこれるとは思ってなかったもんね(笑)

sel ということで(?)、今回もお好みの肉と石焼きビビンバ、カルビタンなどを頼み、お客があまりいないことをいいことに、長居をしてしました。
 お店の人たちもお客が少ないので、早い時間からテレビでサッカーを見始め、まかない飯を食べていました。私たちには「気にしないで、一緒にサッカーでもみよう」と言ってくれて、一緒にテレビ観戦。フランスへ行ったときもそうだったけど、食事をしながらみんなでサッカーをテレビで観戦するのもとっても楽しい。
 試合は90分で終わらず、延長になったので、そのタイミングで店を出てホテルに戻りました。

●マッサージ

 masaoは凝り性なので、今日もマッサージをお願いしました。今日も昨日のお姉さんだったのですが、さすがに今日はうちが最初のお客さんとのこと。みんな韓国が勝って喜んでるよ〜とのことでした。このお姉さんももちろんBe the RedsのTシャツを着ています。

●今日の食事

ラウンジ
なし
漢陽チュムルロッ
お好みの肉と石焼きビビンバ、カルビタン

[ Back ] [ Home ] [ Next ]